このたび、患者様の入院カルテを誤って紛失(処分)してしまうという事態が発生しましたので、報告させていただきます。
患者様ならびにご関係の皆様には多大なご迷惑と心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
Ⅰ 概 要
①発生施設 綜合病院山口赤十字病院
②発生確認日 2022年10月31日
③紛失したカルテ 患者38名分(入院カルテ77冊)
Ⅱ 経 過
①病棟の建て替えに伴い、保存期間を過ぎた入院カルテの処分(破棄)および、保存継続入院カルテの移設を行いました。
カルテは数十冊毎に箱の中にまとめていました。(約140,000冊のカルテを1,380箱に整理していました。)
②2022年6月29日に保存期間の過ぎたカルテ、620箱(約56000冊)を当院職員が、委託業者のトラックに搬出しカルテを処分しました。
③2022年10月08日に保存継続入院カルテの移設作業を終了した際、1箱足りない事に気づきました。
10月31日に全カルテの確認を完了しましたがカルテは発見できませんでした。
※紛失したカルテは、処分したカルテに紛れ込んで誤処分したものと考えられます。
Ⅲ 対 応
(1)カルテの紛失(誤処分)について所管する山口県環境保健所に報告しました。
(2)紛失(誤処分)したカルテの患者様に対しては、文書ならびに口頭にて経緯の説明および謝罪を実施いたします。
(3)当院の診療録は「紙の記録物」と院内情報システムでの「電子的記録物」に大別されますが、
このたびは紙の記録部のみの紛失(誤処分)であり電子的記録は残存しております。
それらの活用により患者様の今後の診療に支障が出ないよう極力努めます。
(4)当院ホームページに本事案を公開しました。
(5)再発防止徹底のため、カルテ処分作業⼿順の見直しを実施しました。
2023年2月24日
綜合病院山口赤十字病院
○本件に関するお問い合わせ先
綜合病院山口赤十字病院 医療支援課
課長 礒部篤志(083-923-0111)